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不動産競売に関する質問に答えます!

■自宅が競売にかかり、1か月後に入札という通知が裁判所から届きました。どうにかなりませんか?
残念ながらもう手遅れです。理論的には任意売却をすることも可能ですが、現実問題としては極めて難しい状況です。せめて、あと1か月早くご相談をしていただければ、まだ打つ手はあったのですが…。
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それができない理由は、たった1か月の間に物件の買い手を探し、抵当権者たちと協議をして合意を取り付け、返済をして競売の取り下げをしてもらうことは「時間的にほぼ不可能」だからです。
また、債権者に対して競売の取り下げをお願いするのにあたり、少なくとも200~300万円程度の現金を支払い、追加保証人なども用意しなければなりません。

■競売が行われた場合、現在住んでいる建物はどうなりますか?
競売後に立ち退きをせずに住んでいれば、裁判所の執行官が鍵屋や運送屋などを同行させて、中の荷物をまとめて持ち出してしまいます。荷物を返してもらう場合は、普通の引越し業者の費用の倍以上も出さなければなりません。また、動産にも競売がかけられていた場合はそれも売却され、当然ながら荷物は返してくれません。

住んでいる者が異議申し立てをしても無駄なことです。営業している店などの場合も同様で、営業しているからといって裁判所の執行官は待ってくれません。荷物はすべて出され、鍵は交換されます。競売された家屋に再度、鍵を壊して侵入すれば、不法侵入として逮捕されることになります。

■4,000万円の借金があり、競売によって1,500万円を返済しましたが、残りの債務はどうなりますか?
もちろん、なくなりません。他に不動産を持っている場合は、その不動産も競売にかけられます。 新たに別の不動産を収得した場合も同様です。完済するまでトコトン追いかけてきます。 連帯保証人がいれば、その方にも残債務の請求がいきます。

■競売により自宅を処分されました。そして現在、残った債務の支払いが月々7万円です。
この支払いも滞納気味なのですが、、お近くの弁護士にご相談ください。
任意売却センターの地域担当業者ではこのようなご依頼を引き受けることはできませんが、 必要であれば弁護士を紹介させていただくことは可能です。

■競売が行われた場合、何らかの費用は住んでいる者に出るのでしょうか?
非常にデリケートな質問ですが、基本的に一切の費用は出してくれません! ただし、あなたに速やかに退去して欲しいとの思いから好意で10万円位の退去料を出してくれるかもしれませんが、その金額に不満を言うことはできません。そのお金はあくまでも落札者の「善意」だからです。あなたがそこで退去に応じなければ、落札者が裁判所へ申し立てをして、裁判所があなたを強制退去させることになります。

■競売が行われる前に、任意で売却した場合はどうなりますか?
競売と同時進行で任意売却の段取りをして、競売実行前の売却に成功すれば、 競売にかけられる前の任意売却と同じように引越し費用などを捻出してくれる債権者がほとんどです。
つまり、競売にかかってからでも任意売却には応じてもらえます。 そして、残った債務の支払いにおいても、競売後と任意売却後とでは大きな違いが生じます。任意売却のほうが断然有利です。

なお、「任意売却の場合は、債権者に対して誠意があるものとみなされて、債権を放棄してくれます。 たとえば5,000万円の残債があり、物件を2,500万円で売却すれば、残りの2,500万円は放棄してくれる場合があります」 などという不動産業者もいるようですが、そのようなことは絶対にあり得ません。

⑫ 【任意売却業者の違いとは?】
■一般の不動産業者と任意売却センター地域担当業者との違いは何ですか?
住宅ローンの残っているマンションや一戸建てなど、不動産の任意売却はたいへん手間と時間がかかります。それに加えて、任意売却では金融機関など債権者との交渉もあります。
一般の不動産業者では、債権絡みの仕事のノウハウがなく、また一つの案件に対してそれほど時間も手間もかけられないため、任意売却を取り扱うことができません。

また、任意売却という業務はさほど儲からない仕事です。 利幅の薄い仕事である反面、膨大な手間と時間がかかるので、任意売却を専門に処理する人材を置かなければなりません。 店舗営業だけでは半年に1件か2件程度しか依頼のない儲けの少ない仕事ですから、町の不動産業者はなかなか手を出そうとしません。

■銀行や債権者から紹介される業者との違いは何ですか?
任意売却業者は依頼主のために働きます。あなたから依頼されれば、当然のことながらあなたのために仕事をします。 しかし、逆に銀行から依頼をされれば、その銀行のために働くことになってしまいます。

たとえば、引越し代や引越し日など細部の交渉においても、どちらの立場になるのかで得られる結果は異なってきます。 また、任意売却後に残った債務の支払い条件などの交渉においても、あなた側に立ってする交渉か、 債権者側に立ってする交渉かで、全然違う結果になる可能性もあるでしょう。 あなたから依頼を受けたとき、あなたにとって1円でも1日でも有利になるように相手と交渉をするのが私たちの仕事です。


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